「 短編 」一覧

【まるでゲームのように】私には見える

【まるでゲームのように】私には見える

とある人は、相手のステータスが見える。 そいつは、怪盗キッドの真名だって見えるし、少年探偵団の小学生の本名だって見えてしまうのだ。 相手の持つ装備品も、特殊技能だって見える。 殺人現場では、犯人だってわかってしまう探偵要らずの存在。 ある日、江戸川コナンなる現実世界ではフィクションであろう武装少年に出会った。 声を変えられる装備。 麻酔銃……ホンモノノタマツカイタカッタゼ。 おまけにキック力増強シューズ。 ふつうに生活していれば、まず必要ない武器。 彼に目を付けられたら見える人は、コナンを振り切れるのか?

【こんなまほ】私の姉が肉食系だった件

【こんなまほ】私の姉が肉食系だった件

大洗女子学園の戦車道チームリーダーの西住みほは、サンダース校に勝利を収めた。 勝利した気分もつかの間、チームメイトの麻子のおばあさんが倒れたことや、姉のまほに会話らしい会話をしていなかったりしたが。 一息ついたところに、一本の電話が音を立てた。 相手は、自分の姉、まほだった。 まほが、妹のみほに電話をかけてくるとは……。 みほはうれしい気持ちが膨らみ始めたが、次の言葉で縮んでしまう。 「彼の連絡先をおしえてくれ」